勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

体が意識の先を行く

よく知られていることだが、普段は「意識して(例:「あれを握ろう」)」から「体が動く(例:手が出て行く)」と思っているが、実は意識がそう思う前に体の方には信号が流れているそうだ。上の4コマでは「4コマは無意識では描けない」と書いたけど、実は、ネタを考える時にネタノートに向かって手が勝手に動くのに任せて落書きをすることがよくあり、それをきっかけにアイデアを思いつくことも多い。手がアイデアを作っているようなものだ。会社の会議でも、何となくは言いたいことが意識に上ってないるがまだはっきりしないという状態でも、喋りだすと口がそれをまとめてくれて明確なメッセージを作ってくれる感じがすることが多々ある。
ここにいる(と思っている)自分が知らない沢山の自分で支えられているのだな。

ラジオ版 学問ノススメ Special Edition「平野啓一郎」
の番組音声ファイルをiPodに入れて電車の中で聞いた。平野氏の最新作「ドーン*1」に出てくる「dividual」という造語(?)は、「個人(individual=in(=not)+divide:これ以上分けられない)」に対峙する観念の言葉で、個人も複数の「分けられるもの」で構成されている意味だそうで、今日のマンガのテーマに近い。・・・という番組の話を今日のマンガを描く前にはすっかり忘れていた(意識していなかった)のだけど、何故か今日のネタが浮かんで描いた。これもdividualかな。


ドーン (100周年書き下ろし)

ドーン (100周年書き下ろし)

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*1:ちなみに「ドーン」は「dawn(夜明け)」の意味だそうで、「ドッカーン」ではないそうです。(カタカナだとかなり変だな)