1コマ目の「古代エジプトの時代から、年寄りは『最近の若い者は』と言っていた」というのは良く言われるが、結構怪しいらしい。
湯川秀樹氏の対談形式の本「天才の時代」を読み始めたところ。(聞き役:市川亀久彌氏)
その最初の章は弘法大師についてなのだが、最後の部分で現代(1971年の対談)に言及していて、これが全くもって「今」の話で驚いた。
(市川)現代のような異常な世界史的な、危機的状況といいましょうか、混乱を目の前にして感じますことは、二十世紀の後半から二十一世紀にかけて、大創造をする人間が、可能性としては多発する社会的条件があるのじゃないかと(略)
(湯川)出てこないと困るのじゃないか。(略)管理社会とかなんとかいわれて、先進国からはなかなか出にくい。 (略)なぜかというと、一口に情報化社会とか管理社会とかいわれる新しい形態にだんだんなってくる。(略)そのなかでたとえば創造的なマイノリティ、少数者というものを生み出すことは、非常に困難な状況にあるわけでしょう。ものを考えんでもよい、考えたければコンピュータに考えさせろという式の風潮が、非常に盛んになっている。
たとえばお月さんに行こうといったら、大きなお金を使って、何万人という人がそのなかに組み込まれ、無事にお月さんへ行けたという状況で、そこで創造者というものはどこにいるのか、(略) 市川さんやわたしが、ずっと昔から創造性ということをいつもいっていても、世間はいっこうに相手にしなかった。それがこのごろは創造性の開発というようなことをしきりにいっている。まだ、こっちのいうていることがほんとうにわかってくれていないと思うけれども(略)
湯川氏も市川氏もとんでもない人で、そういう人が言うから「今」と変わらないのか、それとも本質的に「変わっていない」のか。
- 作者: 湯川秀樹
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今日の電動機付きママチャリ散歩。
カマキリさんに出会った。(コラ!何ガンつけとんねん!)
コスモスに溶け込んで、ちょっと露出オーバーにしたら押し花になってしまったタテハ蝶(何タテハかはよく知らない)。
たぶん、これがそのタテハのオスとメス。それと模様が少し分かり易い写真。(分かったら教えてください。コスモス畑に一杯いました)
そして、公園の運動用丸太に置かれて動けず笑うしかないチョコ("でへっ")
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