勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

本 秀康の「ワイルドマウンテン」

先日のhttp://http://d.hatena.ne.jp/segawabiki/20060910:「マンガ未来世紀」で「最近気になる漫画家」の話で確か夏目房之介さんが紹介してくれたのが、本 秀康。
読んだ事がなかったので、早速買ってみました。「ワイルドマウンテン」という、3巻目まで出ているやつ。

ワイルドマウンテン 3 (IKKI COMICS)

「なんじゃ〜!こりゃ〜!」っと、・・・気に入ってしまった。
絵は手塚治虫の初期か、むしろ(わざと?)それ以前の絵の感じ。線もノイズだらけ(貸本風)。コマ割りやレイアウトは普通の今風。
そんな変な「リアルとはほど遠い」絵で構築されている世界・生活が何故かとてもリアル。話も突拍子ないのに。あたかも実際にそこに(東京中野区、だったところに隕石が墜落して山になっている)『在る』感じがする。
主人公は下ぶくれの30歳だし、ターゲットの読者層はどうみても子供じゃないなあ。でも普通の大人がこんな絵のマンガ読むのかな(私は読んでいるか・・・)

登場人物名が、JR横浜線小田急線の駅名(淵野辺、本厚木)だったり、おまけマンガに出てくる枝くんの名前が田園都市線の「江田くん」だったりするところを見るとご近所に住んでいるのかな?