勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

DVDでロマン・ポランスキー監督(戦場のピアニスト等)の「オリバー・ツイスト」を観た。
登場人物が個性的で魅力的。話はとんでもないことが起こりつづけるが、淡々としている。
人生って、その流れにいるときはそんなものなんだろうな、と思う。劇的なことが起こっても、本人の時間の流れの中では淡々と起こる。

観終わってから、DVDに入っている予告編を観た。
予告編って、追憶みたいだ。人生が終わるとき、人生を振り返って浮かんでくる様々なシーン。逆に、追憶って予告編みたいなものだとも言える。
淡々と過ごしていた毎日が記憶になったころ、その記憶はドラマチックなシーンで満たされている。

予告編にフラフープの輪のようなものが道を転がってきてキャッチするシーンがあって、そこだけスローモーションになっている。何気ないシーンが記憶に留まる感じがした。

オリバー・ツイスト プレミアム・エディション [DVD]