昨日のNHKで放送された「『幸福学』白熱教室(第2回)」の「あなたの仕事と幸せの関係」で出てきた話をベースに描いた4コマ。
まず、この番組でのポイントを説明すると、
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「人生に必要な4つの要素」として、
- 仕事
- 目先の利益を超えた理想
- 高い目的意識
- 社会との繋がっているという実感
だそうで、その中でも特に「仕事」で他の3つの項目を上げていくのが重要だとか。
その「仕事」をどう捉えるか。
- Job:報酬のため
- Career:向上するため
- Calling:社会的意義を感じるため
Callingの状態に仕事を捉えるのが最も幸福度が高い。
そして、Calling状態に近づける方法として、漫画に書いた「Job Crafting(ジョブ・クラフティング)」:仕事に対する意識を修正していくこと。
「仕事を創る」という言い方が面白い。
Job Craftingのポイントは3つあって、
- 社会的な交流の質や量を見直す
- 仕事の意義を拡げる
- そして、「仕事のやり方や範囲を見直す」(→この項目が今日のマンガのネタ)
(「仕事のやり方や範囲を見直す」とは、「業務にちょっとひと工夫を加えた事を実践してみる」という意味。)
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私の理解では、「仕事として命令されたり言われたりしていること以外のことを色々自分で勝手にやって、仕事の質も意義も発展させていく」。これがやっぱり「幸福」なんだ、と深く納得したのでありました。
では、どうやればJob Crafting「仕事のやり方や範囲を見直す」、「自分で勝手に仕事を発展させていく」ことができるのか。大抵のサラリーマンは「そんなこと許されない」「そんなことやったら上司に怒られる」「そんなことしたら評価が下がる」とかの問題が先に頭に上ってきて、「とにかく言われることだけを粛々とこなそう」と思いがち。
一番のコツは、「そういうことを(勝手に自ら)やるヤツだ」という「レッテル」を若いうちから形成して貼られること。そうすれば、意外と「許される」し、評価だってそれが原因で悪くなる事は(少)ない。
まあ、会社やたまたまの上司が全くそういうことを許さないということもあるだろうけれど、そうであれば、そんなところにしがみつかないのも「幸福」になるために必要なことかもね。