GWにKさんから借りた「ぼくらの(鬼頭莫宏 作)」を最新刊(第10巻)まで一気に読んだ。
他の多重宇宙からやってくる巨大ロボットと戦うという設定や、ロボットのデザインは、エヴァンゲリオンっぽい(というかそっくり)。
とにかく中心人物である子供たちが次から次に死んで行く。「生きているのが当たり前」という感じの現代に「生」と「死」の視点を作品全編に常に流し続けていて、読んでいて重たい。こういう話(子供が次から次に死んで行く話)を描ける鬼頭莫宏氏とはどんな人物なのだろう。とても重たい経験や思考を重ねた人間か、もしくは全く何も感じない人間のどちらかだろうか。この後、どういう展開になるのかとても気になる。多くの人におすすめ、という感じではないが、かなりおすすめ。
小山ゆうの「あずみ」の第一巻を読んだときの衝撃(刺客として鍛え上げられた仲間の子供同士で最後の訓練として殺し合う)を思い出す。
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: コミック
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- 作者: 小山ゆう
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