夜9時のNHKニュースで見た「多摩川がタマゾン川に」の話から。高度成長時代には死の川と呼ばれていた汚染された川だったが、今は鮎まで住める川になったけど、水温が年間通じて20度。その理由は、市民が豊かになり、シャワーや食器洗浄機などで、お湯が下水に流されて、下水処理が終わっても暖かい水が川に流されるからだそうだ。もちろん、熱帯魚やカミツキガメは元々の日本の生物ではなく、飼い切れなくなったペットが放流されたものらしい。
就職難で、若い人がなかなか会社に入れない状態が続いている。日本の企業は入ってしまえば(忙しい人は超忙しいが)、なかなかクビにはならないぬるま湯である場合が多く、シガミツキガメやコトナカレグサやねっとり魚として生息し続けるおじさんが沢山いる。干上がってしまって亡びる最後のコマを描いたら、手塚治虫の火の鳥/未来編の最後に出てくるナメクジ型生物の最後の一匹が小さな水たまりで干上がっていく様子を思い出した。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: コミック
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