勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

アメリカと日本の司法

トランプ大統領就任からジェットコースターのようなスピードで事が動いていく。
そして、昨日は連邦地方裁判所が全米で大統領令(7カ国からの入国禁止令)の即時停止を命じる仮処分の決定。すごい。そのスピードと司法のストレートな遵法精神に関心する。
で、4コマでは・・・結局全コマオヤジギャク満載になっただけで・・・至宝の4コマには程遠い。

錯視

信じられないくらい酷いトランプ新大統領。あまりに酷い。これが当たり前になって「またか」と慣れてくると、色々な世界的「錯視」が起きて、とんでもないものまで「マシ」に見えるようになってしまうかもしれない。周りを隠して見てみましょう(この4コマは3コマ目まで同じ灰色、4コマ目は少し暗い灰色です。丸い穴を開けた紙で見てみてね)

一番の問題は

トランプ氏が本日(アメリカだと1/20)アメリカ大統領に就任した。
期待と不安が真っ向から対立している。
自国第一主義を明確に掲げ、関税や移民やテロなどについて過激な発言を選挙戦では繰り返してきたが、大統領になってどこまでやるかは未知数。
ただ、アメリカ大統領は4年任期。長くても8年。その間にも色々起こるだろうけれど、色々言っている中で一番「地球や人類の未来に負の大きな影響を与える」のは環境問題についてだと思う。IPCC(CO2で地球温暖化は進んでいる)はデタラメとか、石油をバンバン使って経済を活性化するぞ、とか。せっかくのパリ協定からの離脱の可能性も高いだろう。
 
ナメクジは、手塚治虫の「火の鳥(復活篇)」のキャラクター。読んだことがない人や忘れてしまった人に少し解説すると、

人類は地球環境を悪化させて地下に暮らすようになっていた未来。コンピュータ同士がケンカして、一瞬のうちに全人類・全生物が核戦争により死滅。地球は何億年もかけて自然の力で再生し、生物も原始生物からの進化を始め、高度化していくが、その頂点に立ったのが、巨大な脳みそを持つナメクジ類だった。ところがそのナメクジも環境を汚染し、2つの種族の戦争によって滅びる。

今日の4コマでのナメクジと設定は違うけど、なんかしら頭に浮かんだので使いました。

トランプ大統領誕生の話は、色々なファクターが絡んでいて、とてもシンプルな4コマに書けるようなものではないけれど、なんかしら書いておきたいと思って・・・

昔であれば、どこかの地域の種族の長が誰になろうとも、地球全体・人類全体に影響を与えるようなことはなかった。今の世界は狭い。あっという間に拡散し蔓延し感染し、全体が影響を短期間に受けてしまう。そして環境問題は当たり前だが一国での話ではなく地球全体が繋がっている。

人類はどこに行くのかな。人類の英知に期待したい。

新・ブキミの谷

ロボットが人間に近づいてくると却って「不気味」に感じてしまうという「不気味の谷現象」

でも、間違いなくテクノロジーは不気味に感じないレベルの人間そっくりのロボットを生み出すだろう。

ロボットの知能に関わるAIの部分は、現時点ではネット上に溢れる人々のビッグデータ解析をベースとして作られたりしているので、マイクロソフトのTayのように酷い人格になってしまって暴言を吐くようになってしまったりもするけれど、それも乗り越えるだろう。

近年よく取り上げられる「(ロボットやAIに替わってしまって)あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」」の話題では、まだ「機能」「性能」に視点があるけど、「教養」「人格」「人徳」などの本来の「人間力」でも多くの人々は勝てなくなるのも間違いない。

テロやヘイトが過熱する現代。人間力を磨かないと人類の未来はない。

不満が世界を揺るがす

今週のビッッグトピックスはなんと言ってもトランプの大統領選勝利だろう。
不満が結実して大きな不安を作りだしている。
一方、イギリスのEU離脱もそうだが、「民が国を動かせる」ということは改めてすごいと思う。
日本では、最大の人口である「サラリーマン」の声を気にしている(もしくは活用している)政治家は、全くと言っていいほどいない。昔、「サラリーマン新党」がちょこっと存在したことがあったりしたが。(民主党が「サラリーマンによるサラリーマンのための政党」と言っていたこともあるらしいけど)

選挙公約で「サラリーマの皆さんを苦しめている痛勤を解消します!」なんて言う候補はいない。
なんでだろ。沢山税金も納めているのに。

増えちゃって風邪?

珍しく風邪をひきました(今はほぼ完治)。
人間の体は約100兆個の細胞でできれいるけど、ほぼそれと同じくらいの数の細菌が住んでいる。
風邪を引き起こすのはウイルスであることが多いが、体にいるウイルスの数はネットでちょっと調べてもよく分からない。細菌よりもずーと小さいウイルスだから、細菌よりもずーと多いのだろう(かな・・・?)。
最近流行りの「腸内フローラ」を日本語で言うと「腸内細菌叢(ソウ)」(細菌叢とは「一群の細菌の集合」。叢は草むらのこと)。「ウイルス叢」って言葉もあるようだ。

(参議院選結果の直前だけど)既に転がりだしているので

この4コマのネタを作ったのが今日の19:00ごろ。今(23:10)はテレビで参議院選挙結果の速報をテレビで見ながらこの文章を書いている。
終結果はまだだけど、今回の参議院選挙の前から既に間違いなく憲法改正の道に歩みだしている(というか転がりだしている)。2/3議席に達成するかどうかにかかわらず。

これまでアンタッチャブルだった憲法改正への道を踏み出したのは、ある意味安倍首相の(唯一と言っていいかもしれないが)成果だろう(やり方とかは酷いものだが)。様々な意味で憲法を未来永劫全く変えないままではいられない。また、まだ何とかなる今、しっかりと対話・議論して、次の世代も安心して使える(従えるではない)憲法にしていかなければならない。

問題は、現在の自民党案に対抗できる「選択肢」が全く存在していない(あっても多くの人の賛同を得られていない)ことだ。
現時点では憲法改正の選択肢が少なすぎる。ほぼ「自民党案とするかどうか」ということになってしまっている。
自民党内でも、今の自民党案が100%いいと思っている人ばかりでないだろう。自民党の歴史的は強さは多様性であったはずだ。心ある自民党議員・党員で原案の対抗案を作って欲しい。

護憲派の方々の気持ちも分かるが、護憲精神派(今の憲法の基本的理念を守って)として、憲法改正案を作って欲しい。

そして、単に「ゼロイチ」の国民投票にあっという間に持ち込まれるのではなく、様々な対話・議論がなされて、今の所属の党やグループなどを超えて、複数の選択肢に集約されていくことを願う。

問題はそういう状況になれるか、間に合うか、だ。
もう転がりだしている。