池谷裕二氏の「脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? 」を読んだ。2006年頃に出版されていたものの文庫版。以前読んだ、同氏の「 進化しすぎた脳」がとても面白かったのに、この本は見逃していて、今回の文庫本で手に入れた。
むちゃくちゃ面白かった。
今日のネタ元は「16.脳はなにかと波に乗るーアルファ波より重要な「脳波」とは」から。
- シータ(θ)波は「海馬」周辺から出て、アルファ(α)波は、主に大脳皮質から出ます。
- シータ波の”源”は海馬の外にあるけれども、シータ波を出す装置は海馬にあるわけです。
- 注意が外の世界に向いているときに、シータ波がより強くでるといってよいでしょう。ですから、ネズミのシータ波を見ると、そのネズミが環境に興味をもっているかどうかがわかります。
- シータ波は、面白いなと感じているか、知的好奇心を持っているか、探索心を持っているか、などといった注意力や興味に関係しています。
- マンネリ化するとシータ波は出ません。
(「脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? 」から)
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 文庫
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進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 新書
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以下、週末恒例の「虫撮影」。何でも興味を持てば、θ波が出るかな?ゾウムシ系の名前が分からん。
ヨメさんから「いつから虫好きになったんだっけ?」と言われて、改めて考えると、デジカメで接写ができるようになってから。今はRICOH CX-2を愛用中。楽しいよ。