勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

「サピエンス全史」から(2)

話題の「サピエンズ全史」から、の2回目(1回目はこちら)。人類が作ってきたこの食料安定の世界。それによって異常な繁栄をしている限られた「種」。どっちがどっちを利用しているのか。人間も家畜も作物も、生命なので、みんなDNAを持っている。「遺伝子…

「サピエンス全史」から(1)

巷で話題になっている「サピエンズ全史」をやっと読了。面白い。分厚いし中身も濃いので、内容をしっかりと記憶できて人に話しができるレベルには中々ならないのだけど、多分無意識のレベルも含めて考え方に色々と影響を受けてしまったと思う。オススメです…

バックキャスティングの制約事項

新規事業の検討などに必要なのが「未来構想力」。 その「未来」を考える時にとても役に立つのが「バックキャスティング」という方法。 どうしてもついつい「今」からの延長線上で無理矢理「変化」を付け加えようとしてしまいがち。そういう「今」から「未来…

荒唐無稽が真実の姿に近い

風や潮流を感じる夕方の雲。これが昨日。 そしてこれが今日の雲。流れが生きている。 目でモノを言うチョコ。 五十嵐大介の「海獣の子供」が完結。当然だけれども、最初から読み直した(単行本って時々しか出ないから忘れてしまう。それもすっかり・・・)。…

イントラプレナーと呼ばれて

イントラプレナー(intrapreneur)は「社内起業家」のこと(Intra(内部)+Entrepreneur(起業家))。 「未来をつくる企業内イノベーターたち:企業の中から社会を変えるソーシャル・イントラプレナーの仕事術(作者: 服部篤子)」を読んだ。 色々な大企業の中で…

龍馬がゆく

あまりにポピュラーだからなのか天の邪鬼な私はこれまで龍馬を避けて来た気がする。 「龍馬がゆく」を今頃読んで、ハマってしまった。 会社という狭い世界だけど、龍馬と同じように足掻いてる。現場に行かなければ気が済まず、官僚主義が大嫌いで、大ボラに…

老いはこうしてつくられる

かなり前の本「老いはこうしてつくられる―こころとからだの加齢変化(正高 信男 著)」によると、 人間の身体認知力ってすごくて、数メートルも先にある走り高跳びのバーの高さが、自分の股下の長さの丁度1.07倍までだと「跨げる」と思うそうだ。それが1.08だ…

一人じゃないって素敵なことね

「サラリーマンに効くクスリ!」が発売されて10日あまり。「広く普くスゴイ勢いで売れている」ということまでは感じられないのだけれど、間違いなく私の身近な人達はみんな買ってくれたり自分のことのようにPRしてくれたりしていて「祭り」の雰囲気がしてい…

人事を尽くして

本が出版されて、ブログやtwitterで紹介したりしてなんとか沢山の人に買ってもらおうとは思っているけれど、心に浮かぶのは「人事を尽くして天命を待つ」という言葉。父が昔よく言っていた。(天命を店名としてオヤジギャグ化しようと試みたが失敗・・・)「…

挙動不審

本日、「サラリーマンに効くクスリ!」発売!! 会社の帰りに本屋巡り。ところが最初の3店舗では見つからず。どうやら殆どの本屋には1冊しか入っていないらしく、4軒目でやっと棚に隠れるようにして入っているのを見つけて、反射的に取り出し、平積みされ…

タイトルと表紙案のお披露目

いよいよ(?)出版間近になってきた私の4コマ本のタイトルと表紙案の発表でーす!!(ジャ〜〜ン!!) 【タイトル】 4コマ戯画 サラリーマンに効くクスリ! 〜 会社に”ダメ人間”にされないための77話 〜 そして、まだ案の段階ですが、表紙。 A案とB案の二つ…

ストーリーとしての競争戦略

「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件(楠木建)」。 一年ほど前の本だが、「戦略」や「企画」に携わる人は是非読んで欲しい。(ウチのメンバーには全員読まそうっと。) 楠木先生には失礼な言い方かもしれないが、いつも私が会社で言っているこ…

出るぞ〜!!

具体的時期は分からないけど、この4コマブログから抜粋(書き下ろしも?)の本が出版されることに(ほぼ)なりました! うれしい。 近代セールス社からです。 今は、編集者の方とやりとりをしていて、「どのマンガを載せるか」を検討しています。 内容は、…

マーケティング3.0だぞ!

あの(マーケティングの神様とも言われる)コトラーまでが最新刊で企業にとってのBOPの重要性を訴える本を書いていて、ちょっと驚いてしまった。 もちろん、旧来からのように冷静にビジネスの手法としての観点が主で、汗の臭いはしないけれど。 「企業で何故…

今さらどうすんだよ

人類によるCO2(二酸化炭素)が増えて温室効果で温暖化が進む。この「環境問題」の土台となる考え方を作って来たのがIPCC(気候変動に関する政府間パネル:Intergovernmental Panel on Climate Change) ところが、そのIPCCのデータ捏造問題が昨年発覚。しかし…

Them(ゼム)世代

今日は江実の命日。丁度10年になる。 (リンクした江実のホームページが、今月末で閉鎖されます。infoseekから無情の通達が来ました。有料サービスに以降したら年6300円かつ、アドレスが変わるとのこと。どうするかはまたこれから考えます(*1)。10年は長い…

歴史は「べき乗則」で動く

地震はエネルギー(マグニチュード)が2倍になると、その発生確率・頻度は4分の1になる。 こういう「ある大きさ/数など」のX乗にその発生確率が比例することを「べき乗則」という。両対数グラフにすると直線になる。(かなりいい加減な解説ですので、ち…

ウェブで学ぶ

「ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命」(梅田望夫,飯吉透)を読んだ。 凄い時代になったものだ。中学生の娘にも読ませて、是非広い世界を掴んでほしい。でも、その前に私自身も「ウェブで学んで」みないといけないな(説得力が完全に欠けてい…

θ(シータ)波とマンネリ化

池谷裕二氏の「脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? 」を読んだ。2006年頃に出版されていたものの文庫版。以前読んだ、同氏の「 進化しすぎた脳」がとても面白かったのに、この本は見逃していて、今回の文庫本で手に入れた。むちゃくち…

Free

チョコの存在は有料/無料を大きく越えた存在。 「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」(クリス・アンダーソン, 小林弘人, 高橋則明)を読んだので、とりあえずFreeをネタに描いてみました。 帯に書いてあるように、ビジネスに関わっている人(特に企…

お上と下々の不幸な関係(1)

昔から大嫌いな「お上と下々の精神・行動構造」をシリーズで。((2)はいつになるか分からないけど)ちょっと前の本になるけど、「日本辺境論 (内田樹)」を読んで書きたくなった。内田氏が言わんとしていることから全くずれているかもしれないけど。 そうだよ…

語源になる

「地団駄は島根で踏め 〜行って・見て・触れる《語源の旅》(作者: わぐりたかし)」を読んだ。単に「語源はXXだ」というウンチクではなく、実際の語源の「場所」を訪ねる。あるんだ、そんなところに、こんな語源が・・・実際の場所だったり、実際の人だったり…

あこがれのマンネリ

「ビッグコミック創刊物語―ナマズの意地」(作者: 滝田誠一郎)を読んだ。昨年、週刊朝日の取材で滝田さんご自身から頂いたもの(またしても頂き物・・・)。ビッグコミック創刊からその後の王道の確立まで、様々な人間模様や秘話が生き生きと描かれている。…

IT君の独り言

「障害者が思いっきり仕事できる 『日本でいちばん働きやすい会社』 〜OKIネットワーカーズ物語〜」(作者: 土屋竜一)を読んだ。(またしても頂き物ですが) 土屋氏ご自身もデュシェンヌ型筋ジストロフィーである障害者。障害者が活躍する「OKIワークウェル…

ノックの音が

1001本目の4コマということで、1001本のショートショートを書いた星新一氏に敬意を表したタイトル・内容にしてみました。 (もちろん比べ物にはならないけど。)ノックの音が (新潮文庫)作者: 星新一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1985/09/27メディア: 文…

週刊朝日掲載

昨日発売になった週刊朝日のp.111に私の4コマと私のインタビュー記事が出ています。駅の売店では立ち読みしにくいので(350円ですし)、是非買ってねー(って印税が入る訳ではありませんが)。約一ヶ月前に記者の滝田 誠一郎さんにインタビューを受けました。…

チャンスは稀だから

「新しい何かを生み出し育てる」のが好きだし、(普通のサラリーマンとしてだけれど)それが仕事。 「新しい何かのチャンス」なんてそうそうない。だから、ちょっとでも匂えば、とりあえず「いいかも!」って飛びついて、行ってみて、会ってみて、触ってみて…

4コママンガの続け方(趣味悠々)

今週発売になったNHK『趣味悠々』のテキスト「楳図かずおの 今からでも描ける!4コマ漫画入門」のp.107に私の作品が載ってます。本屋で立ち読みしてねー。(番組は来週木曜日(11/5)から12月まで) (アホみたいに続けると、いいことあるもんだなー。)楳図…

事務局力

「裏方ほどおいしい仕事はない!〜 肩書より10倍役立つ「事務局力」実践講座 〜」(野村恭彦著)は、私たち企画を仕事にしている輩にとって素晴らしい本。 いつもぼんやり思っていること(「事務局という仕事が企ての表向きの姿、その実態は・・・」)を、的…

意識を語る意識が

「意識を語る」を先日やーーーと読了。寝る前に読んでいて、平均一日数ページしか進まなかったので。(そして毎回、速攻で眠りに落ちた)「意識」を語る作者: スーザン・ブラックモア,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/02/23メ…