勢川びきのX記 (4コマblog)

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バングラデシュ フェスティバル

代々木公園で開催されたバングラデシュ フェスティバルにヨメさんと行った。
バングラデシュづくし!」と思って行ったら、半分くらいはバングラデシュとは違うもの。いやー、寛容。気に入った。

これが多分ベンガル語で「バングラデシュ フェスティバル 2009」と書いてあるゲート。でも出口方向に在ったので、本当にそうかな・・・。

もちろんバングラデシュのものも一杯。こういう分かり易く写真入りで描いてくれているお店は助かる。

これはチャーハンみたいな「ビリヤニ」。ちょっと八角みたいな匂いがする。私はとても好き。

これは小麦粉をマヨネーズの入れ物みたいなものから油の中にチュルチュル出して揚げて、甘ーいシロップを付けた「ジラピ」というデザート。甘い。食感が外がねっとり中がサクッとしていて面白い。

バングラデシュらしいTシャツでも買って帰ろうと思っていたのだけど、殆どなし。一つだけあって、買ったTシャツのデザインがこれ。

あまり日本語がうまくないバングラデシュの人が一生懸命説明してくれたのをたぶんこうだろうと解釈すると、『独立戦争の時に敵だった連中がまだ逮捕も起訴もされずに存在しているので、そいつらを捕まえろ!というメッセージ』とか(本当かな・・・怪しい)。私が「そんなメッセージのTシャツ着たら、バングラデシュでは歩けないのではないの?」と聞いたら「バングラはとっても自由な国なので、どんな発言をしても大丈夫。新聞とかの検閲もない。ぜーんぜん大丈夫。日本より自由。」とのこと。本当かな・・・これも怪しい。着るのにはちょっと勇気がいるな。(ただ「日本より自由」というのは当たっているかもなー。日本は自主規制大好きの国だし。代々木公園で他のなんかの集会をやっていたけど警察みたいなやつらが山ほど出ていて警戒していたのも象徴的かも。)

追記:今日(6/15)、ベンガル語が堪能なHさんに解説してもらった。

Tシャツの写真ですが、悲惨な感じですねぇ〜
まずは左上から、ゴノホッタ 1971 と書いてあります。
意味は、大虐殺 1971年 といったところでしょうか。

旧東パキスタンだったバングラデシュでは、1947年から71年までパキスタンからの弾圧のような統治を受け、ほぼ植民地以下、奴隷状態だったと言います。
その間ずっと現バングラデシュは独立を求めて旧西パキスタン民で旧東パキスタンに駐留している警察や政府と衝突を繰り返していました。
そして、大量の命、血を流した末に、1971年に独立を勝ち取ったのです。
ベンガル人には1971年は勝利の年といえるでしょう。

そして、下方左ですが、これが読めるのですが、意味がわからなくて他のベンガル人に聞いたところ、ムクティービオディー、これは、独立を阻止する人たち(つまり旧西パキスタン民)へ という意味だそうです。

そして下方右 ビチャール チャイ、罪の償いを受けよ。 というような意味だと思います。

つまり、総括すると、1971年にバングラデシュは独立を勝ち取ったのですが、その時、酷く弾圧されたベンガル人達の叫びがそのTシャツに記載されていて、独立を阻止する人たちよ、罪の償いを受けよ!というメッセージということではないかと推測されます。

どちらにしても、言ってることは過激ですが、ベンガル語ですので、パキスタン人は読めない人が多く、日本で着ている分には問題なさそうです。
バングラデシュ内で着たら、読み書きの出来るベンガル人から、よくぞそのTシャツを着てくれた!わが友日本人よ!!と、くらい愛されると思いますよ!!

なるほど。Hさん、ありがとう! 私の無理矢理の解釈も大体は合っていたようだけど、随分すっきりと分かりました。そうか、「愛される」のか。バングラデシュで着てみたいな。ちょっと勇気がいるけど。



全然関係ないけど、代々木公園の出口あたりで「自走するゴミ箱」をかわいい外人の女の子が追いかけていた。(「こんなものまで走る!」って書いてある。どこかで誰かがコントロールしていると思うけど、見つからなかった)。たまに都心に出ると変なこととか刺激のあることがあって楽しいな。人ごみは苦手だけど。

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