Podcastにある東大の講演のビデオでノーベル賞の小柴昌俊さんの話を聞いた。
太陽からどんどん飛んでくるニュートリノ粒子は、人間一人の頭に100兆個も毎秒降り注いでいるそうだ。
へー。すげー。
ニュートリノはほとんどは地球もすり抜けるような「なにもしない」粒子だけど、たまーに電子や原子核にぶつかって、チェレンコフ光という光をピカッと出し輝く。
その光を捉えようとしたのがスーパーカミオカンデ。5万トン(5万m3)もの純粋を真っ暗な中に貯めて、たまーにその水の電子や原子にぶるかるニュートリノの発する光を光電管で捉える。
このプレゼン資料の49ページにあるように、スーパーカミオカンデでは毎日平均約15回ほどチェレンコフ光が観察される。
で、計算してみました。
- 人間の脳は約1.4L。
- 人類は65億人いるので、その脳みその総容量は1.4L X 65億人=91億L
- 人類の脳みその総容量はカミオカンデの180倍。(91億L ÷ 5万トン(5000万L)=180)
- スーパーカミオカンデで一日15回光るので、人類の脳みそでは一日に2700回光る(15回 X180=2700回)
おー、結構光っているな。
でも、個人の視点で考えると、
自分の人生(60年とする)で光る人は100人に一人。それも一回だけ。。
(1.4L/5000万L X 60年 X 365日 X 15回=0.96人/100人)
100人に一人、それも一生に一回かあ。・・・でもなんとなく納得感のある数字になったな。『人間のアイデアの閃き(ひらめき)はニュートリノと脳みその衝突によるチェレンコフ光によって起こる理論』は正しいのかも。
(こういう数字遊びも実は好きです)