「能」と「狂言」をこの歳になって初めて鑑賞。
元々古文は苦手だし、昼過ぎの眠たい時間で、「能(小鍛冶)」は殆ど気を失っていた。「狂言(伯母ヶ酒)」は中々面白かった。
単に私の教養の無さが原因だとは分かりつつも、「能」はやっぱり合わないことを確認てしまった。(能ファンのみなさん、すいません)
マンガでは、あたかも「日本の会議がダメな理由は能に現れている日本文化だ」みたいな話を描いてしまったけど、そういう部分と全く違う部分も(当然だけど)「能」にはあった。
【能と日本の会議の共通性】
- 形式が重んじられる(並び順など)
- ダラダラ始まる(緞帳などの幕がないので、出演者やお囃子がだらだら(しずしず)と登場する
- 意味が分からない(謡は単に古文であるという問題が大きいけど)
- 無表情
【能が日本の会議より優れている点】
- 謡の発声はすごい。とにかくよく通る声。(日本の会議はボソボソが多い)
- きらびやかな衣装(原色や金色)
- 狐や亀なども出てくるところは共通だが、能では頭の上にそれらの動物の飾り(立て物)がついていて常にカミングアウトしている
能と狂言が終わった後にあった観世善正氏の解説は素晴らしかった。現代風の話しの達人。このコーナーが一番面白かったな。
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