感情移入の資格

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を（今頃ですが）観た。
すごく「インディ・ジョーンズ」な作品。そのままだった。それがとてもいい。評判はあまり芳しくなかったようだけど。変に期待せずに素直に見れば充分楽しめる作品。
第一作の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」が公開されたのは1981年。その当時、公開前の情報を聞いたときにジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグが組むというだけで驚いてしまったのを覚えている。それまでは二人はなんとなくライバルで仲が悪いだろうと勝手に思っていたから。
ついでに個人的な思い出の話を追加すると、第一作の公開前ごろに、私が監督(兼撮影兼動画兼雑用一般）をして作っていたアマチュアアニメ(*1)の完成が間近となっていて、そのBGMを探していた。作品は所謂「冒険活劇物語」。ある日、神戸・三宮の星電社（今もあるのかな？）のレコード売り場でウロウロしていたら、すごくノリのいい元気になる曲がFM番組から流れてきた。「おー！これだ！イメージがぴったりだ！なんだ、この曲は？ストラヴィンスキーやホルスト・・・ではないな？現代クラシックの何かか？」と耳をそばだてていたら、曲が終り、アナウンサーが「レイダース失われたアークからでした」と紹介した。「レイダース？そんな作曲家いたっけ？」「失われた悪？？？」とさっぱり分からず、だいぶ経ってからそれが映画のタイトルだということを知って、がっかりしたのと同時に、「俺ってスピルバーグと同じ感覚かあ」と自己満足に陥ったのでありました。

(*1):無謀にもアマチュアで４５分のセルアニメを作った。8mmフィルム(フジカシングル８ Z450）のコマ撮りで。

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