勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

二つの責任の取り方を

最近、「責任を取る」という意味が自分なりに確立してきた(というか、はっきりと意識できるようになってきた)。
(5年前にはこんなマンガを書いていたけれど--> 「責任を取ると」(2008.3.5))

責任を取るとは、
1.出来なかったら(失敗したら)、クビになる(もしくは辞任する)
だけでなく、
2.なんとか出来るように(汚れ役をやりながらも)「足掻き続ける」(どうしようもなくなるまでは)
こと。

日本人は1が好き。切腹なんてその最たるモノ。だからマスコミもなんかあると、政治家や企業をすぐ吊るし上げて「辞めないのか!」と詰め寄る。
2の「足掻く」のは大変だし、かっこわるい。でも、本当に大事な責任の取り方はこっちだと思う。責任を取るというのは面倒くさいことなのだ。足掻かずに「出来なかったらクビにすればいい」と居直るのは、不完全な責任の取り方。
(頭のいい人は、何となくそれが分かっていて、「足掻く」のが面倒くさいから「足掻かなくていいこと」だけに責任を取ったり、「足掻く範囲を狭くする」ようにしてしまう。ちょっとアホな方が私は好き。)