勢川びきのX記 (4コマblog)

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人類によるCO2(二酸化炭素)が増えて温室効果で温暖化が進む。この「環境問題」の土台となる考え方を作って来たのがIPCC(気候変動に関する政府間パネル:Intergovernmental Panel on Climate Change)
ところが、そのIPCCのデータ捏造問題が昨年発覚。しかし、日本では何故か殆どマスコミにも取り上げられず話題にもあまり上らなかった。
この本(二酸化炭素温暖化説の崩壊 (広瀬隆))は、その経緯/背景と本質的な環境問題は別にあることを明確に指摘している。IPCCの捏造問題をまとまった形で知りたかったので、とても参考になった。

二酸化炭素温暖化説の崩壊 (集英社新書)

二酸化炭素温暖化説の崩壊 (集英社新書)

もちろん、この手の議論は対抗する両側の意見があるので、しっかり自分の視点で調べなければならない。言えることは「盲目的に信じてしまうのはダメ」ということ。
Wikiでのこの問題の取り扱いは、日本のサイトはかなりIPCCの擁護側に寄っている。英語のサイトはまだ読み込めていないけど、もう少し第三者的な感じがする。

日本の製造業はこの「CO2温暖化問題」をベースに必死に自分たちの製品や工場のCO2削減に挑んでいる。その努力は「省エネ」「(CO2以外の)環境問題」にも殆どの場合は貢献するので、もちろんいいことである。しかし、一部、むしろその反対側に向かってしまっているものまで含んでいることをこの本を読むと考えさせられてしまう。

一読をおすすめします。そして自分で考えましょう。間違いなく視点は広がります。

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