勢川びきのX記 (4コマblog)

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白洲次郎 正子の武相荘

丁度今夜最終回を迎える「白洲次郎(NHK)」の第一回の録画を昨夜見て、次郎と正子が1942年から住んでいた「武相荘」が近くにあることを知り、ヨメさんと行ってみた。萱葺きのとても雰囲気のある家。
白洲次郎はこの家に40歳の時に都心から引っ越して来た。結果的には疎開のような形になったけど、正子によると「食べるため」。次郎自身も農業に従事し、時が来て、また活躍するのを待っていたようだ。
二人とも、「合わせず」「自ら考え」「行動する」。すごい。勇気づけられる。
NHKドラマの第一回で、なんとか太平洋戦争が起こらないようにと英国まで飛んで仲間に画策する次郎に、「で、君はどんな立場でそれを私たちに頼んでいるんだ?」という質問に対して、「私には立場はない。もしかしたら愛国心すらない。主義でもない。ただ、自らの「良心」のためだ(for my own conscience)」と言い切る。
正子は「能」という男性だけの世界に6歳から飛び込み、数十年励んだ末、「あ、やっぱり女じゃだめだ」と突然「能」の世界から離れ、50歳を過ぎてから全国の「日本的美探索巡礼」の旅に出、数十冊の著作を行う。
次郎は大人になるまで家庭が超大金持ちであり、正子は貴族院の家系。ベースが全く一般人とは異なる。それはスタート地点が異なることでもある。でも、「合わせず」「自ら考え」「行動する」は「良心」を失わなければできる。(それは決して「無愛想」にならなくてもできるよね。ちなみに「武相荘」はもちろんこの「無愛想」をもじったものだそうだけど「武蔵の国」と「相模の国」の境というところからつけたとのこと、やるなー)

武相荘にまだ残る彼らの気を吸って、元気になった。

武相荘の萱葺きの屋根。


入り口にあるかわいい新聞入れ。

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