2009-03-31 おじいちゃん 家族 祖父が亡くなった。百五歳。まだまだ長生きして欲しかった。 思い出を巡らせて描いてみた。 とても器用なおじいちゃんで、凧揚げの糸巻きを作ってくれた。年賀状もいつも手作りの版画だった。 夏休みに訪れるといつも墓参りにうっそうとした山の中の道を連れて行ってくれた。 知識欲が旺盛で、九十歳近くまでは時々達筆の手紙をくれて、現在の経済状況などが綴られていて驚いた。 帰省が終り、タクシーで駅へ向かって出発するとき、いつまでも田んぼの端でおばあちゃんと一緒に見送ってくれていた。 ご冥福をお祈りします。