勢川びきのX記 (4コマblog)

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いよいよ・・・どうすれば

自民党総裁選は少しは話題になっているけれど、この後にいよいよやってくる憲法改正は本当に盛り上がらない。今の政権がどういう意図を持っているかも大事な因子だけれど、それ以上に政権が変わっても残る憲法がちゃんとしたものになってほしい。
しかし・・・どうしようもない酷い憲法改正案が出てきても、それしか選択肢がなければ「自分で考えるのが苦手」な国民は「ま、いいんじゃない?」となって、粛々と物事が進んでしまう可能性が結構ある。
やだ。
そのためにはちゃんとした対抗案としっかりとした議論が必要なのだけれど、ほとんどない。対抗案の軸もなく、新たな案が大きなうねりになる兆候もない。
「ま、酷い案だったら国民投票で否決すればいいんでしょ。だからとりあえず護憲」では、いつまでもまともにならない。歪み続けて沢山のいけないことが起き続ける。憲法は権力を縛るもの。放っておくと、国民を縛るための憲法に変えようとする輩たちに乗っ取られる。

武力は全く持たず、武力に頼らず、武力がないがためにこの国が滅びてもいい、という覚悟は(ほとんどの国民は)ないのだから、憲法は「だったらどこまでいいの?」を提示して権力を縛らなければならない。徐々に、かつ頻繁に縛れなくなった穴が露出している。もうもたない(大分前からだけど)。

いつも結局行き着くのは「できるだけ沢山の人に自分の頭で考えて欲しい」ということ。すでに自分なりの考えを(いいか悪いかは別にして)確立している人はそ変わらないけれど、多くの「ま、いいんじゃない」という人に考えてもらうには、どうすればいいのか。一応、物書きの端くれとして、足掻き続けたい。