勢川びきのX記 (4コマblog)

日々・世界の全てを4コマで

企てた人たちの楽しみ

サラリーマンで企画のお仕事をやっていた時に、よく若手とかに話していた「企画という仕事って」。

1.企てて、始めて、色々あって、新規事業などが成功した暁には、そこまでに沢山の人が関わってくるので「俺がやった」という人が100人くらい出てくる。
2.一方、その企てが失敗すると、関係する人もあまり多くないので、ずうっと「あれはお前が失敗した」と指さされる。

そういうお仕事なので、所謂出世とか収入とかでは中々恵まれない。
だから、成功した暁の楽しみ方は、その「最初の当時」を知って一緒に足掻いていた仲間と「あれはオレたちがやったんだよねー。よかったよね、ここまで成功して」と仲間うちだけで思い出してお互いの労を労い(ねぎらい)讃えて楽しくチビチビと飲むこと。辛気臭いけど、これがいいと思う。

昨夜、大学時代に会長とかやっていたMACKという神戸の漫画サークルのメンバーと約30年ぶりに飲んだ。
すごく記憶力がいいメンバーがいて、私はすっかり忘れていることを次々と話してくれた。
その一つが、関西での同人誌即売会の歴史。東京では、あのコミケが超巨大で超有名だけど、その関西版に当たる同人誌即売会(コスプレなども)の最初はどうやら私が始めたらしい。なんせ記憶が殆ど霧の中なのでなんとも言えないけど、wikipediaこの記事この記事に出てくる「サークル協議会" すたっふ"」は私が作って、私が初代会長だったらしい。そういえば、同人誌即売会で神戸市の会議場を借りるのに神戸市役所に交渉に行ったのはボンヤリ覚えているけど。

あかん。
人生が消えていっているわい。(記憶力って大事だな・・・ま、忘却力のおかげで新しいことに色々チャレンジして痛い思いしても平気に生きていけるのだろうけど)