勢川びきのX記 (4コマblog)

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意識を語る意識が

「意識を語る」を先日やーーーと読了。寝る前に読んでいて、平均一日数ページしか進まなかったので。(そして毎回、速攻で眠りに落ちた)

「意識」を語る

「意識」を語る

とても面白い本である。結局、今の人類には「意識を語る」ことができても、「語る」以上のレベルには行けていない。内容的には専門用語が多すぎる(解説もあまりしてくれない)のが難点で、内容が記憶にしっかり定着できて他の人に伝えられるようなものではないが、深層意識に食い込んで来て「意識」を考えるぼんやりとした広い視野を与えてくれる。

せっかくだから(?)、私が思う「意識とは」をちょっと書いて(語って)おこうと思う。(この本からの直接の影響だけではありませんが)

「意識」は、「大量の何かがお互いに情報をやりとりしつづけ、その大量の何かのつながりが強くなると段々と明確に現れてくるもの」。そして多分必要条件の一つには、「つながっていない他者や外界からの刺激とやり取りがなければ、現れ方が弱いままとなってしまうもの」。脳細胞間のやりとりとつながりが、深く/強くなるほど意識ははっきりしてくる。寝ている時も脳細胞個々の活動は起きている時と変わらないレベルだけれども、その相互のつながりが弱くなって「意識を失う」。もちろん、犬も、ねずみも、虫も、意識を持っている。ただ、その「つながりの複雑さ/強さ」に差があるので、「意識の現れ方」に明確に差が出る。同じように、ロボットにも当然、将来「明確な意識」を持ったものが現れる。今のロボットやパソコンにも意識はあるけれど、多分せいぜい腸内細菌がもつ意識レベルだろう。
では、その「意識」は、まだ人類が知らない物質なのか?それとも物理的には存在しないものなのか?将来、物質として、もしくは物理法則として見つかるかもしれないけれど、そういうものではないにしても、「そもそも『存在』ってなんなの?」というのは永遠の命題なので、仕方がない。見つかれば、それが「魂」と言われていたモノなのかもしれない。

今日は、次女江実の命日。丸9年経った。人間とは?意識とは?自分とは?・・・江実のおかげで改めて思う。

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