勢川びきのX記 (4コマblog)

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あがらない方法:逆イメージトレーニング

【企画の極意シリーズ(X回目)】
今回も「企画」という仕事に限らない話。プレゼンが苦手と思っている人の多くは「プレゼンはこうあらねばならぬ」という理想的なイメージを持ちすぎている場合が多い。
もちろん、ストーリーも結論も明快で、非の打ち所がない内容であれば、あとは用意周到に時間をたっぷりかけてプレゼンの練習をすれば、その「理想のプレゼン」に近づけるかもしれない。
しかし、企画という業務は(企画だけでなく実際はこの世にある現実の仕事は)、完璧なものなんて存在しない。その時点での断面で勝負するしかない。(これ参照
だから理想とのギャップが当然生まれて、ちょっとした質問とかつっこみコメントでプレゼンが崩壊してしまう。
オリンピックの選手は、これ以上の努力はできない、というくらいの練習を重ねてきて、最後の一枚の皮での勝負として「勝つ」「成功する」というイメージトレーニングをするから意味がある。
上のマンガでは「逆イメージトレーニング」として「むしろ悪いイメージを持って臨んだ方がいい」と描いたけど、本当は「何もイメージを設定しない、その場でケセラセラ(なんとかなるさ)」がいい。
最近の流行の(敢えて『流行』と言ってしまおう)「なりたい自分」だの「目的を持って」だの言い過ぎる弊害かもしれない。人生、どうなるか分からんもんだ。目の前に立ち現れるコトに立ち向かって食べちゃいましょう。
(またいつもの自己正当化マンガ/コメントを描いてしまったなあ。もうちょっと「目的」を持って生き、もうちょっと「事前にしっかり準備」をし、「間違いも少なく」しなきゃ・・・今日は2909年じゃないじゃん(→アップして気がついた)。Tさんに「勢川さんって『出たとこ勝負』ですよねー」って言われたし。Tさんとの会話が今日のネタ元です。おおきに。)

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